法文学部ガイド2026
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Policy Studies CourseLaw and 7法学?政策学履修コースCOURSE REPORTSTUDENT VOICE法学?政策学履修コース昼間主コースおか だ  れ おん岡田 零音徳島県立徳島北高等学校出身STUDENT VOICE法学?政策学履修コース昼間主コースたけもと  ま い竹本 茉生広島県立広島皆実高等学校出身地方自治法?行政法EHIME UNIVERSITY FACULTY OF LAW & LETTERS法政専門演習への招待 私の担当する法政専門演習は、主に地方自治法?行政法に関する判例を検討し、ゼミ生同士で議論を行うことを中心に実施しています。この活動によって、多様な視点に立って物事を考えるということも身に着けてほしいと考えています。 ある判例を勉強するときに、より深く学ぶ上で大切なのが、自分自身はその事例に対してどう思うのか、自分自身の意見を固めていくという作業ではないかと思います。 まず、当事者の立場や裁判所の立場の中で自分はどの立場に一番共感できると考えるかを考える作業(自分と対話する作業)を行うと、「自分はどのような価値観や考えを持っている人間なのか」を改めて知ることができます。他方で、他者はどのような意見を持っているのかを議論を通じて聞くこと(他者と対話する作業)で、自分が考えもつかなかったような視点や新たな気づきが得られることもあります。他者の意見に共感すると、自分の考え方が変化することもあります。このような作業を行っていくと、さまざまな事柄について、より幅広い視点で物事を考えられるようになっていきます。 このゼミでは、特に行政が関わる事例を中心に取り扱っています。国や地方の役割や住民とのかかわり方、公務員の業務の在り方などを、多様な観点から検討したうえで、それらについて自分の意見を構築していきます。自分がどのような価値観を持っている人間なのか、ご一緒に探ってみませんか?か とう ゆう こ加藤 祐子 准教授法学を通じて新たな自分を 私は、自身が体験した西日本豪雨災害の経験から、自治体の仕組みや環境問題に関心を持ち、加藤ゼミを志望しました。ゼミでは、行政法?地方自治法?環境法に基づく様々な判例を取り上げ、日々議論を行いながら理解を深めています。これにより、法的知識だけでなく、論理的思考など社会で活躍できるスキルも多く身に付けることができます。また、自分とは異なる観点を知る機会も多く、驚きいっぱいで楽しみながら多くの学びを得ることができています。皆さんもぜひ、法文学部で未来の自分への一歩を踏み出してみませんか。多角的な視点で 私は、これまでの自身の経験からまちづくりや景観について興味があったので加藤先生のゼミに所属しました。現在、ゼミでは、判例報告やそれに伴う議論を行っており、それによって多種多様な考え方を知り、自身の見識を深めることに繋がっています。 現在の社会問題は様々な要素が複雑に絡み合っています。文系の総合学部である法文学部で多角的に学び、現代社会に生きる人間として「あなたらしい考え」を探してみませんか。対話を通じて自分自身を見つめる

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